ソーシャル(SNS)ゲームサイトにおける児童被害の予防対策

グリーとDeNAは、ソーシャルゲームサイト内の健全性を高める取り組みを発表しました。

グリーとDeNA(ディー・エヌ・エー)のソーシャルゲーム大手2社が、サービスの健全性を高めるための施策を打ち出している。グリーは、サービスの適正利用を促す施策を立案する専門組織を設置した。
DeNAは、携帯電話会社の情報を活用し、年齢詐称を防ぐ仕組みの構築を急いでいる。ソーシャルゲームは利用者が増える一方、「犯罪の温床になり得る」と健全性を疑う声が出ており、両社とも自主的に対策を強化して信頼向上に努める。…

SankeiBiz(サンケイビズ) 「グリーとDeNA“反・犯罪”専門組織 「射幸心をあおる」指摘絶えず」(2012年03月14日)

解説

18歳未満の児童が異性と出会う場として利用し、実際に犯罪に巻き込まれるケースが多発しているグリーとモバゲー。その運営会社が健全性をより高める取り組みを発表したということです。ここでいう犯罪行為には異性との出会いだけでなくゲームのアイテムの無断複製なども含まれますが、やはり一番肝心なのは出会い系として利用されることを防ぐことにあります。

DeNAは、年齢詐称を防ぐために携帯電話各社と連携することを模索しており、一方のグリーでも450人体制の監視チームによる禁止事項の取り締まりにあたるとしています。しかし、実際にそれでも児童の被害がなくならないということはやはり、抜け道が実際に存在しているということになりますので今後の行方がどうなるかは予断を許さないと言えるでしょう。

それよりも、18歳未満の児童がそもそもそうしたSNS的な要素を持つサイトを使えない仕組みを構築することや、18歳未満の児童にはソーシャル機能は使えないようにすることの方が先のような気もしますが、方向性がそこに向かわないところを見ると、経済的利益など大人の事情が複雑に絡んでいるということなのでしょう。

まとめ

  • ソーシャルゲームサイトでは児童にSNS機能の利用を禁止すべき
  • もしくは、フィルタリングの導入を義務化しSNSを利用できないようにすることが求められるのではないか
  • 今回の対応・対策で被害がなくなるかどうかが一つの試金石になる可能性がある