ソーシャル(SNS)ゲームサイトにおける児童被害の増加と出会い系の健全化

徳島県では出会い系サイトでの児童被害は全くなかったのに対して、ソーシャルゲームサイトなどにおける被害は反対に急増している。

ゲームやチャットといった携帯電話の「非出会い系」コミュニティーサイトを通じた犯罪被害が、徳島県内で後を絶たない。昨年、犯罪に巻き込まれた18歳未満の子どもは、県警少年課のまとめで20人。ほとんどが有害サイトなどの閲覧を制限するフィルタリングサービスを使っていない。法律で規制されている出会い系サイトでの被害はなかった。…

徳島新聞社 「携帯電話の非出会い系サイト 県内の子ども被害後絶たず」(2012年03月14日)

解説

徳島県警がまとめた結果によると、SNS機能のあるチャットやゲームサイトでの児童被害が増加傾向にあるようです。そのうちフィルタリングを導入していた人はわずかに1人ということでした。やはり、児童自らが出会い機能のあるSNSやソーシャルゲームサイトの利用を控えるというのは難しいということが伺えると共に、フィルタリングの導入義務化の必要性を改めて考えさせられる実態が浮き彫りになっているのではないでしょうか?

特に、携帯電話のサイトはPCからの閲覧が制限されているようなところも多く、効率的な取り締まりができない可能性があると共に親をはじめとした保護者、監督者、教育者の目が届きにくいという問題もあります。なぜなら、PCで見られないサイトを確認する場合は携帯の実機が必要になるためです。携帯でひとつひとつのサイトを確認していくのはとても骨のいる作業でなかなか現実的には難しいのが実情です。

先日、大手ゲームサイトが携帯電話会社と協力して年齢の詐称を防ぐ策を採るという方針を発表しましたが、そういった取り組みだけではなく、フィルタリングの導入を粛々と進めて行かなければ根本的な解決とはならないでしょう。

反対に健全化する出会い系サイト

一方、出会い系サイトで被害に巻き込まれた児童がまったくいなかったというのは我々大人の出会い系利用者にとってみれば大変歓迎すべきニュースです。社会的なイメージはともかくとして、児童が出会い系を利用しなくなってきているというのは出会い系サイト規制法が目指すものであり、規制や運営会社の取り組みなどが一定を成果を上げているということが言えるでしょう。

まとめ

  • SNS機能のあるソーシャルゲームサイトでの児童被害が増加している
  • 主に、携帯電話のサイトであることからフィルタリングの導入義務化などの対策が求められる
  • 他方、出会い系サイトでの被害はなく、健全化が進んでいることが伺える