スマートフォンの無料アプリからメールアドレスを収集される危険性

スマホ用の無料アプリを使って端末に登録されているメールアドレスを収集していたIT関連業者が摘発されました。

IT関連会社は、抜き取った個人情報を関連企業の複数の出会い系サイト運営会社に譲り渡し、勧誘メールの送信などに使用していたとみられるという。

引用元:MSN産経ニュース
スマホからメアド盗むアプリ 出会い系勧誘に悪用か 千葉県警、IT関連会社捜索』(2013年4月10日)

スマートフォンは、今爆発的に普及が進んでいる人気の携帯端末ですが、人気の理由のひとつが無料でダウンロード、利用できるアプリの豊富さにあります。アプリは、サードパーティーと呼ばれる回線事業者以外の開発会社が自由に開発、公開することができるのでその数はどんどん増えていくという構図になっています。

ですが、その中には、今回の事件のように悪意を持って提供されている危険性の高いものも少なくありません。加えて、危険性は単にメールアドレスなどの個人情報が抜き取られるだけではとどまらないというのがポイントです。この事例ように、収集したメールアドレスを出会い系サイトの運営業者に販売された場合、出会い系への登録勧誘メールの送信先として利用されることになると、2次被害・3次被害が発生する可能性が高いためです。

なぜなら、勧誘メールを送る出会い系サイトの運営業者が開設しているサイトというのは、サクラばかりの非常に悪質な出会い系サイトである場合がほとんどであるためです。

そういった出会い系サイトに誤って登録してしまうと、さらに多くの迷惑メールが送られてくることになりますし、退会をしようとしても不正に料金を請求される危険性もあります。

こうした被害に遭わないためには、安易に無料アプリをダウンロードしないことが大切ですが、難しいのは、自分だけが気をつけていても自分の知り合いが被害に遭うと、登録されている自分の連絡先も収集されるリスクがあるということなのです。

したがって、社会全体でこういった悪意あるアプリの利用を防ぐための注意喚起や、啓蒙活動が被害防止には欠かせないということになります。