リンクトインの出会いサービス『Hitch.me』

ビジネスマンのネットワーク作りを目的としたLinkedInが、リンクトインのアカウント情報を利用した出会いサービスを開始したことが話題になっています。

「Hitch.me」をリンクトインのアカウントを介して利用するとリンクトインのプロフィールを引継ぎ、Hitch.me上でやりとりができるようになります。プロフィールの入力欄はかなり詳細に渡り入力する項目あり。身長から年収まで幅広く、社長、同僚や取引相手など気にすることなくおおっぴらにネット上で恋人を探しても安心なこのサイト、プロフィールをちゃんと入力していないと、「入力してください!ちゃんとした相手は見つかりませんよ!」とサイトから指令がでます。正確な情報を入力することで、等身大の相手が見つかる可能性が広がります。また、お互いのやり取りなどは、一切他人に見られることもありません。

引用元:楽天woman
その手があったか! 夢のビジネスツールだった「リンクトイン」、”信頼おける出会い系”に?』(2013年4月2日)

ネットの出会いサービスは、日本だけでなくアメリカを中心に海外でも多くありますが、どのサービスにおいても問題となるのは、利用者がどれだけ節度ある態度で利用することができるかどうか、つまり利用者の質です。

より健全なコミュニティを作り上げるためには、プロフィールを実名で登録することやよりリアルの世界に近づける必要がありますが、そうすると利用者が思うように集まりにくいという問題も生じます。それは、ネットの出会いサービスについてはできる限り日常と切り離して自分を素直に表現したいという利用者のニーズが多くあるためです。これは、出会い系サイトなどに比べて、より畏まった婚活サイトなどの出会いサービスが伸び悩む理由でもあります。

『Hitch.me』に関しては、すでにビジネスマンのネットワークが構築されているわけですから、会員が集まりにくいという面に関してはすでにハードルをクリアしていることになります。しかも、引用部分にあるように、プロフィール設定に関してはより詳細な入力を求められるということもあって会員同士のマッチングの確度が高くなる可能性や、利用者の節度ある利用が期待できるという点が優れていると評価できるでしょう。

問題は、自由な出会いを求める出会い系の潜在的な利用者が、どれほど深くこのサービスを利用するかということです。リンクトインのアカウント情報は、基本的にビジネス用のものなので、使い方によっては、ビジネスに悪影響を及ぼす可能性もあるためです。

最近では、日本でもFacebookアカウントを利用した出会いサービスの『Omiai(オミアイ)』などが話題となっていますが、こういった種類の出会いサービスがどれほど定着するかについては未知数の部分も非常に多くありますので慎重に行方を見守りたいところですね。