出会い系として悪用されるLINEの掲示板

無料通話・メッセージアプリ「LINE」が出会い系として悪用されることが問題となっているというニュース。

利用者が急増している無料通話・メッセージアプリ「LINE」を悪用した性犯罪が起きていると報じられた。未成年の少女たちも被害を受けているという。
利用者が設定できるLINEの「ID」を利用し、非公認の掲示板アプリをまるで「出会い系サイト」のようにして相手を見つけるのだ。インターネット上で純粋に話し相手や友だちを探している人にとっては、とんだ迷惑行為といえる。

引用元:J-CASTニュース
LINE悪用で「未成年に性犯罪被害」報道 掲示板アプリを「出会い系」代わりに』(2012年12月25日)

LINEはスマートフォンが爆発的に普及する中で急速に利用者数を増やしているアプリですが、出会い目的に使えるというのは当初から利用者の間で広く知られていたことです。このニュースで初めて出会い目的に使えるということを知った人はほとんどいないのではないでしょうか?

問題は、18歳未満の児童が出会い系の代わりとして利用するケースが目立つということなのですが、その背景には、出会い系サイト規制法によって児童の利用が出会い系において厳密に制限されているという事情があります。出会い系を使えなくなった児童たちはソーシャルゲームサイトなどのメッセージ機能を使って異性との出会いを探すようになるなど、徐々に活動の舞台を出会い系からシフトさせてきています。

そうした流れからすれば、LINEに備わっている機能を使って児童が出会い系代わりに異性を探すようになるというのは十分想定できたことのはずです。LINE側では報道される前に18歳未満の児童が利用できなくなる措置を取ったということですが、事前にそ想定できたということを考えると決して早い対応とは言えません。

こうしたネットを利用したコミュニケーションツールは、どうしても出会い系として悪用されることがあります。

また、サービス提供者側も出会い系的な利用ができる機能を暗に売りとしてユーザーを集めようとする面があるのも事実です。

ですが、18歳未満の人がそうしたツールを使う危険性はこれまでにも幅広く論じられてきているポイントなので厳密なサービス利用規約やシステムを提供する意識の高さが求められると言えるでしょう。