女子中学生が出会い系を利用する現状と問題

今回は出会い系サイトを利用した女子中学生が逮捕、書類送検された事例を二つまとめて取り上げてみます。

長野県警小諸署などは14日、出会い系サイト規制法違反(禁止誘引行為)の疑いで、静岡県富士宮市の中学2年の少女(14)を長野家裁上田支部に書類送致した。

送致容疑は昨年12月上旬、携帯電話を使ってインターネットの無料掲示板に「援助交際しましょう」などと書き込み、性交渉を持ち掛けた疑い。…

MSN産経ニュース 「出会い系に投稿した容疑 女子中学生を書類送致」(2012年02月14日)

茨城県笠間市の駐車場で水戸市の男性(22)が暴行されて車などを奪われた事件で、笠間署は14日、強盗致傷の疑いで、出会い系サイトを使って男性を呼び出した笠間市立中3年の女子生徒(15)を逮捕した。…

スポニチ 「出会い系サイト使い男性呼び出す…強盗致傷容疑で中3逮捕」(2012年02月14日)

解説

それぞれ、出会い系を使って援助交際をしようとしたこと、そして出会い系で知り合った男性を呼び出し強盗を働いたということで書類送検、逮捕されています。

まず、18歳に満たない児童が出会い系を使って異性を誘うことは法律により禁止されている違法行為です。その点がまずいけなかったことと、さらに援助交際や強盗といった悪質な行為に及んでいる点の二つの点で問題のある事例です。

インターネットや携帯電話は大変便利ですが、使用者のモラルが問われる部分が大きいのでなかなかこうした事例はなくなりません。また、これらの事件で舞台になった出会い系サイトは携帯電話専用のサイトで運営者もきちんと運営の届け出を出していないモグリのサイトである可能性もあります。

現在では、児童の携帯にはフィルタリングの導入が推奨されていますが、本人だけでなく管理責任者でもある親の管理が不行き届きな面もあり、その普及率が100%には遠く及んでいないのが実情です。

こうした事例があると、出会い系サイトそのものが悪いという意見がすぐに出てきますが、果たしてそうでしょうか?何でもかんでも悪いからと規制を入れてしまうと、まともに利用している大多数の人が大きな迷惑を被ることになりかねません。今回の事例を挙げても、児童であるかないかに関わらず、売春や強盗といったそもそもが非常に悪質な犯罪行為を行った、行おうとしていたということですから問題はいくら児童と言えども当人たちにあることは明白ではないでしょうか?

日本では、とかく青少年保護と称して18歳未満の児童を過度に守る傾向が強いですが、児童と言えども判断力がないわけではありません。むしろ、今回のような売春や強盗といったことに関していい悪いの判断がつかない中学生なんてほとんどいないことでしょう。であるとするならば、確信犯的な要素があると考えられても仕方のないことではないでしょうか?

一方で援助交際を児童に持ちかけられてその誘いに乗ってしまう大人にも大きな問題があります。こうしたことを踏まえて考えると、大抵事件を起こすのは善悪の理性的な区別ができない人間であることがよく分かります。こうした人たちによって出会い系サイトの健全性が損なわれることが大変残念でなりません。

出会い系サイトに児童を巻き込まないために

  • 発見者は誘いに乗らずすぐに管理者や警察に通報する
  • サイト運営者は児童を徹底的に排除する
  • フィルタリングの導入率100%の早期達成に向けて取り組む