非出会い系サイトで続発する援助交際問題

ゲームサイトやSNSを利用して援助交際などの売春行為を行う児童が後を絶ちません。

少年課への取材では、少女たちは「ポケゲー」や「ミクシィ」などのコミュニティーサイトにみだらな行為とその対価を示すような内容を書き込み、接触してきた容疑者と個別に連絡を取って会っていた。…

中日新聞 「サイト悪用し児童買春容疑 愛知県警が7人逮捕」(2012年04月11日)

法規制により健全化が進む出会い系と対照的なゲームサイト、SNS

以前は、児童が売買春などの行為で被害に遭ったり補導、検挙されるきっかけとなっていたのは出会い系サイトでしたが、出会い系サイト規制法により児童が利用できなくなってからは健全化が進行しています。反対に、出会い系が利用できなくなった分、それらのユーザーがSNSやSNS機能のある無料ゲームサイトに流れていることが推測され、実際に今回問題となったのも「ポケゲー」や「ミクシィ」などのソーシャル(SNS)ゲームサイトでした。

ソーシャル(SNS)ゲームサイトは、出会える機能があり、出会い系の代替サービスとして利用する児童や大人が絶えません。それは、実際には出会うことができるようになっているサイトでありながら法律による規制対象とはなっていないことが大きく影響しています。たしかに、SNSはその利用者の多くが「異性との出会い」を目的としていないので一部のこうした利用者のために法規制の対象とするには多少無理があります。しかしながら、現在のまま放置していてもSNSが援助交際の温床となることは火を見るより明らかであり状況の改善が必要であることは言うまでもありません。

そこで、やはり必要となるのは18歳未満の児童が利用する携帯電話へのフィルタリングの導入義務化でしょう。そして、出会える機能を有しているSNSを利用することができないようにするべきです。PCを使うと、それも効果が半減する面がありますが現状では多くの児童が携帯からSNSなどのサイトを閲覧・利用していることを考えれば非常に有効な対策となるでしょう。

また、一方では10代の性に対するモラルや倫理観が崩壊しつつあるという側面もしっかりと見つめなければいけません。昨今ではゲームサイトで使用するアイテムの購入費用を稼ぐために援助交際に走る児童もいるなど、性に対する価値観があまりにも低くなり過ぎています。SNSがいくら健全化したとしてもまた場所を変えて同じことが繰り返される可能性が高いので、子供たちへの教育・啓発の充実も求められることのひとつです。

まとめ

  • 法律による規制を受けないSNSが援助交際の温床になりかけている
  • SNSを利用する児童の多くは出会い系から流れてきた人が多いと推測できる
  • 10代の性のモラルに関しての教育・啓発が欠かせない